NISAの拡充などを背景に株式や投資信託の残高が増えたことが主な要因です。
日銀が3か月ごとに公表する「資金循環統計」によりますと、個人が保有する預金や株式、保険などの金融資産はことし6月末の時点でおよそ2212兆円でした。
去年の同じ時期より4.6%増え、過去最高を更新しました。
このうち
▽「株式など」は15.6%増えて301兆円
▽「投資信託」は27.1%増えて128兆円と
いずれも過去最高となっています。
NISAの拡充などで投資への関心が高まり、株式や投資信託の残高が伸びたことや、外貨建ての保険でも円安を背景に残高が増えたことが主な要因です。
一方、「現金・預金」は0.8%増えて1127兆円となりましたが、このうち現金はキャッシュレス化に伴って2.2%減り、減少幅はこれまでで最も大きくなっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240919/k10014585701000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240919/K10014585701_2409191119_0919113123_02_03.jpg
米家計資産、第4四半期は過去最高の156.2兆ドル 株高で
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/WKU7F62ZPNOEXKVZBEEU66NGNA-2024-03-07/
家計の純資産全体に占める預金の割合は11.5%と4年ぶり低水準を記録した。株式の割合が30%を超えたことが背景。